アラフォー初産リアル体験談 | 37歳トラブル続きの40時間!出産奮闘記!➀

あこ

こんにちは。あこです。

初めての出産ってちょっとどきどきしますよね。

私は36歳で妊娠、37歳で初産を経験しました。

いわゆる高齢出産ですね。

39週3日目に前駆陣痛が始まり、出産までにかかった時間はまさかの約40時間!

難産でした。笑

臨月に入ったころから不安になり、ネットで長時間「安産」や「陣痛の痛み」について調べまくっていた記憶があります。

答えが欲しかったと言うよりは未知の痛みに備え、少しでも情報収集して心の準備がしたかったんです。

でも出てくるのはマニュアルみたいな一般論と、簡単なまとめ体験談ばかり…。

私が知りたいのはもっとリアルで具体的な体験談なんだーーー!!って良く思ってました。

当時はそんなに体験談も多くなく、求めている記事に出会うのに苦労したんです。

たった数年の間に出産体験談も随分増えましたね。

体験談といっても千差万別。リアルで具体的な体験談は本当に貴重です。

そこで今回は、そんなママ達の不安が少しでも解消されますようにと願いを込めて、私の出産体験談をお話しようと思います。

もし私と同じように不安を抱えていたり、情報収集したいママさんがいるなら、ぜひ最後まで読んでみてください。

出産は何が起こるかわかりません

体験から学んだワンポイントアドバイスも紹介しているので、少しでも出産準備のお役にたてれば嬉しいです。

ご注意

本記事は、より出産準備の参考になるよう所々リアルな表現が含まれています。苦手な方はご注意ください。

やーこ

ここからは、あこの分身やーこが案内するで!

登場人物
  • あこ…私
  • ちゃま…夫
目次

10月18日 *39週3日*

AM1:00 前駆陣痛の始まり

眠っていると微弱な陣痛で目が覚めた。

ぐーーーっと子宮をゆっくり下から引っ張られているような感覚。

耐えられる痛みだけど、ふーーーーーっと息を吐きながら呼吸しないと辛い。

数日前から夜中に時々前駆陣痛のような微弱な痛みが来ていたけど、いつもそのまま何事もなく朝を迎えていた。

やーこ

んー…またか。一応時間計っとくか。

10分間隔で来たと思ったら、30分程あいたり不規則。

眠っても痛みでまた目が覚めるの繰り返し。

いつも通りかなと思っていると、いつの間にかグッと1時間程眠っていた。

AM3:00 高位破水? 

じょろじょろじょろ…

下着に違和感を覚えて目が覚めた。

ん…?…尿漏れ…??

やーこ

最近多いしなぁ…てか眠すぎて起きれん…

シートを付けていた事もあり、痛みの疲労と睡魔に負けて確認もせずまた眠りについてしまった。

AM4:30 高位破水再び

じょろじょろじょろ…

また下着に違和感を覚えた。

今度はおもらししたかのように生暖かい。

さすがに目が覚めて慌ててトイレへ駆け込んだ。

やーこ

うお!!なんじゃこりゃ!
びしゃびしゃやないか!

ネットで破水したら臭いでわかると書いてあったけど、私にはさっぱりわからず。

何回確認しても無色で無臭。

そもそも「破水」がどんなものかも知らないのに、判断しようがない。

もっと水風船が割れたみたいに「ばしゃっ!」と出るものだと思っていた。

一応ネットで調べると「高位破水」に該当するようだ。

やーこ

ここで知らん人の為にちょっと解説するで!

高位破水とは

本来、破水は子宮口の近い所で卵膜が破れ羊水が外へ流れ出る事を言います。

それに対し高位破水は、子宮口から離れた所で卵膜が破れ洋水が流れ出る為、一般的に思われるような破水ではなく、少しづつ流れ出る事が多い破水です。

その為尿漏れと勘違いしたり、少しだからと気づかないまま放置してしまう妊婦さんも多いようです。

放置すると感染症のリスクもあるので安易な自己判断は危険です。

少しでもあれ?と思ったら産院に連絡しましょう。

参考:たまひよ

やーこ

違っててもええねん!
赤ちゃんの為にもちゃんと連絡しよな。

私の場合、これまで「期待外れ」が多くてこの時はすぐ連絡しませんでした。

陣痛だと思ったら違ったり、破水だと思ったら尿漏れだったり。

今回もまた私の勘違いだろうと思ってしまったんです。

その反面「さすがに今回は違うかも…」と言う気持ちもどこかにあったのですが、すぐに産院に来るよう言われたらと思うと、心の準備ができていなくてできませんでした。

この後読み進めてもらえればわかると思いますが、本当にリスクのある事なので皆さんは絶対に連絡してくださいね。

AM5:30 入院準備

洗濯をまわしながら入院準備の最終チェック。

ちゃまさんも起きてきたので一連のご報告。

いよいよかなぁと心配するちゃまさんを仕事に送り出し、痛みに耐えながら家事をひとつずつ終わらせていく。

入院準備してても実感がわかない。

忘れ物ないかなぁ…。

  • フェイスタオル
  • ボディタオル
  • 歯磨きセット
  • 授乳パッド
  • 下着
  • 産褥ショーツ
  • 授乳ブラ
  • 靴下
  • ストレッチボール(テニスボールの替わり)
  • ベビーオール
やーこ

…今日ほんまに産まれるんかなぁ…

高位破水の事もすっかり忘れて時々やってくる痛みに耐えながら、のんきにそんな事を考えていた。

40時間かかるなんて夢にも思わず…。

AM7:30 出血・嘔吐

突然またじょろじょろと感覚が…。

トイレで確認するとなかなか多めの出血。

やーこ

え?!血?!やばいんか?!

出血に驚いていると、突然の嘔吐。

何の予兆もない嘔吐で慌てて顔を便座へ向ける。

お腹大きい時に吐くってめちゃくちゃしんどい!!

今まで味わった事のない嘔吐の苦しみ。

  • 腹圧かかるのにお腹へっこまない
  • 吐ききってる感なし
  • 次から次へと襲う吐き気に呼吸できない
  • 陣痛痛い
  • 下からも何か出そうな気になる
やーこ

うぅぅ…死ぬかと思った…

AM8:30 母と産院へ連絡

さすがにやばいと思ってすぐに実家の母に連絡して来てもらった。

「早く病院に連絡しなさい」

そう言われ産院に連絡。

これまでの状況を説明。

「まだまだ大丈夫そうですねー。もう少し様子見ましょうか。」

やーこ

え?そんなもんなん?
ほんまに大丈夫なんか?

破水・出血・嘔吐・陣痛…これだけあるのにまだまだ???

すぐ病院に来てと言われると思っていた私は拍子抜け。

助産師さんには

  • 陣痛が一定の間隔になる
  • 破水がずっと続く
  • 出血が多い、または続く

に変化したらまた連絡してねと言われた。

破水してるはずのに大丈夫なのかなと言う不安は消えなかったけど仕方ない。

そんなものなのかなと気長に待つ事にした。

いよいよ出産かと思って気を張っていたけど、その一言で緊張の糸がふっと途切れた。

横になり母に腰をさすってもらいながらウトウト。。

やーこ

ここで助産師さんに伝える時のポイント解説するで!

伝えるポイント
  1. 自信がなくてもハッキリ伝えよう!
    「違うかもしれないけど」などの曖昧な言葉や表現は避けて違ってもいいから事実を伝えよう。
  2. 不安があれば必ず伝えよう!
    「おかしいな」「大丈夫かな」をそのままにせずきちんと伝えよう。
    母のカンは大事!自分を信じて大丈夫!
  3. 辛い時は我慢せずハッキリ伝えよう!
    どの程度痛いのか電話の声だけでは判断しにくい事があるよ。
    痛みが辛すぎると思ったらちゃんと伝えよう。
  4. 出血や破水の量は具体的に!
    出血なら「握りこぶし程度」や「ぶどうの粒程度」など具体的に伝える方が助産師さんも判断しやすいよ。
    「生理○日目くらい」などはNG。個人差があるからわかりにくいよ。
  5. 事前にメモに書いておこう!
    助産師さんにいろいろ質問されているうちに、自分が聞きたかった事や伝えないといけない事を忘れてしまう場合があるよ。
    痛みにも耐えながらだし余裕もないかもしれない。
    電話する前に一度整理するつもりでメモに書いてから伝えよう。
やーこ

あこは伝え方を失敗したんやで。
ママの体と赤ちゃんの為にも、助産師さんにハッキリ伝えよな!

あこ

連絡するタイミングが不安な場合はワンタッチで便利な陣痛計測アプリがあります。
設定すれば、産院へ連絡する間隔になった時にアラームでお知らせしてくれます。家族とも共有できて安心ですよ。
私もこれを使っていました。

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AM9:00 陣痛の痛みが激しくなる

急に痛みが強くなり始めた。

ここまでだいたい10分間隔できていた陣痛が突然5分間隔に。

「んーーー!」

「痛い…!」

子宮をさっきよりも強く圧迫される感覚。

更に下から内臓も一緒にぐーーーーーっと引っ張られるような鈍痛。

腰も脈に合わせてドクドク痛んだ。

もう立って歩くのがつらいと感じ始めた。

AM10:30 もう一度産院へ連絡

母にも勧められ、もう一度産院へ連絡する事に。

「5分間隔?でもまだ前駆陣痛だね。声にも余裕ありそうだし、また間隔開くかもしれないから普段通り生活しながらもう少し様子見て。」

やーこ

いやいやいや…!
普段通りとかムーーリーー!!

助産師さんはなかなか鬼だなと思った瞬間。

これには母も苦笑い。「まだ大丈夫なの?」と少し心配そう。

まぁでもまだこれ以上耐えられないと言う程でもない。

まだ時間もかかりそうだし、母にはいったん帰ってもらった。

やーこ

あこは事前に助産師さんからできるだけ自宅で耐えた方が早く産まれるってアドバイス聞いていたんや。

PM14:00 発熱

母がいなくなってから痛みの紛らわし方がわからなくなり、手当たり次第に友人へ電話をかけた。

相手をしてもらっている間は痛みに集中せずにすんだ。

普段通りと言われても痛みでもうキッチンに立つ事も難しい。

とりあえずちゃまさんの晩ご飯だけ用意して横になった。

痛みに耐えているせいか、何だか熱っぽい。

体温計で計ると38.4分。

やーこ

熱あるやん!

何かの間違いかとその後も何度か熱を計ったけど、37.4分だったり38度だったりバラバラ。

計る度に違う体温でどう判断したら良いのかわからなくなった。

PM14:30 母再び

家の用事を終わらせた母がまた戻ってきてくれた。

熱の事を伝えると産院へ連絡するよう言われた。

また待機って言われそう…でも熱が破水からきてるなら赤ちゃんの命も危険だよね…と再び連絡。

「お熱あると受け入れできないんだけど何度ある?」

やーこ

ヒェーーーー!!
散々待機させられて耐えたのにそんなん言わんといてや…

ここへ来て違う病院に入院とかあ・り・え・な・い!!!!

と思った私はここから必死に大丈夫だと猛アピール!

何とか受け入れを許してもらい、病院へ向かう事に。

やーこ

ここでワンポイント!
陣痛中のタクシーは断られる事があるで。
そんな時の為に事前に準備しとこ。

陣痛タクシー

陣痛中のタクシー乗車は破水や万が一を想定して断られる場合があります。

そこで利用したいのが陣痛タクシー。

  • 会社や地域によって呼び名は異なります。

知識のあるドライバーが対応してくれるから安心です。

事前に登録しておくといざと言う時でも心強いですね。

陣痛タクシーは地域によってサービスや会社も異なるので「陣痛タクシー ○○(お住いの地域)」で検索してみてくださいね。

陣痛タクシーの体験談などはユニ・チャームさんの公式サイトでも紹介されています。

やーこ

陣痛タクシーの利用は事前登録が必要やで。
焦らんでええように事前に登録しとこな。

また、陣痛タクシーもタイミングに寄っては必ず来てくれるわけではありません。

そんな時には配車アプリも活用してみるのも一案です。

念には念を。事前準備をしっかりして出産に慌てず臨みましょうね。

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10月18日 入院

PM15:00 産院到着

タクシーに乗り込み痛みに耐えながら産院に到着。

出迎えてくれた助産師さんに内診をしてもらう。

「赤ちゃん下りてきてるね。その割に子宮口はまだそんなに開いてないからしんどかったね。よく自宅で耐えたね!ごめんね、声が余裕あるように聞こえたからまだ全然だと思ってた!」

やーこ

えーーーっと…

ここで自分の伝え方が下手だった事に気づく。

破水もちゃんと認識されてない気がする…。

うすうす感じてたけど…。

その後もう一人の助産師さんが来て内診してもらった時には

「高位破水してるね」

と言われました。

この時点で子宮口はまだ2㎝程度。

やーこ

子宮口の全開大はだいたい10㎝って言われてるよ。
あこはまだまだだね。

PM15:30 入院確定

内診の結果、入院が確定。

コロナ過の出産だった為、母はここで帰宅。

立ち合いも事前に申請した1人だけ許可されていて、それも産まれる直前くらいじゃないと呼べないとの事。

それでも立ち合い一切禁止の所もあるなか、数時間でも立ち合いさせてもらえるのはありがたい。

個室に促され着替えを済ませて陣痛を計測する機械を装着。

しばらくベッドで横になる。

本当は助産師さんに

「できるならスクワットしたり歩いたりしててね」

と言われていたのに

やーこ

もう疲れ切ってそんなん無理無理。
痛すぎて動きたくない。

とひ弱アピール。

やーこ先生

これがそもそも間違いやで!
ちゃんと動いた方が子宮口開くんや!
助産師さんはママと赤ちゃんの為にアドバイスしてくれてるんやで!

案の定、痛みは変化する事もなく間隔もいまだに5分のまま。

子宮口は開かないのに赤ちゃんはどんどん下りてこようとする…。

そんな苦しい状態がしばらく続いた。

その間に親戚や家族、友人から励ましの応援動画やLINEが来ていてかなり励みに!

初めての出産で1人だとやっぱり心細い。。。

助産師さんも定期的に来てくれるけど、ずっと傍にいてくれるわけじゃないし。

そんな中での動画は特に最高の励ましでした!

やーこ

ありがとう。頑張るで。

後半へ続く

あこ

お疲れ様でした。
長くなるのでここで少し休憩しましょう。

今回は前駆陣痛から入院までのお話でした。

後半は夕食から出産までのお話です。

なかなか壮絶な後半戦に突入です!

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